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埋没法二重 ~二重を作る意味~

今回は「二重を作る意味」ついて考えてみたいと思います。

術前の写真では、本当の一重に近く、眼を開けたときに上から降りてきて、まつげの生え際が全く見えない状況になっています。

アイラインのアートメイクが入っているのですが、この状態では、ほぼ意味を成さない状況です。

術前

そして、術後の写真ですが、決して幅広の二重を作ったわけではありません。
むしろ奥二重と言っていいと思います。(医学的には二重と奥二重の差はないのですが、一般的に、眼を開けたときに二重のかぶさりがまつげの際近くまでくるのを、奥二重と呼ぶようです)

ただ、まつげの際も見えて、二重のラインも目を開けても、多少残るくらいに設定してあるので、黒目がはっきりと見え、また、第三者は二重のラインまでをいわゆる「目」として認識するので、この二つの意味で、目が大きく、眉毛までの距離が近づいたように感じられます。

術後

これからもわかるように、日本人で二重の手術をする意味は

1.黒目をはっきり見せること(まつげの際が見えるようになること)

2.第三者は二重のラインまでを目と認識するので、その意味で、目を開けたときの皮膚のかぶさりを、その人の骨格や瞼の状態に応じてラインを作成すること

となります。

二重のラインを作ることにより、いわゆるまつげの際から、ラインを作りたい皮膚を、奥の組織に何らかの方法で癒着をつけるのが、いわゆる二重の手術です。そうすることで、目を開けても、その癒着が、アンカーとなり、目の際をよりしっかり見せることができたり、目を開ければ、必ず、多少の皮膚がかぶさってきますが、このかぶさりを少なくして、目を開けたときにも瞼のラインより上に皮膚のかぶさりが見えるようになるのです。

この二重の幅をあまりに広くとり過ぎると、アンカーの位置が、まつげの際から遠すぎて、目を開けてもまつげに皮膚がかぶってしまい、2の目的は達するものの、1の目的があまくなり、眠そうな目になったり、もっとひどくなると、目を開ける筋肉に癒着して、目が開きにくくなったりして、綺麗な目とはいえなくなります。

そこで、目の筋肉をいじめそうなくらい広く二重幅をとらなければいけない場合は、皮膚を取らなければいけないことになり、全切開法が必要となるわけです。実は多少まぶたが厚くて、埋没では取れてしまうような方でも、二重のラインをつけるだけであれば、皮膚は切らず、いわゆる小切開で十分なことがほとんどです。

欧米人の目の二重は、日本人とはまったく構造が違います。眉毛の位置が、目の前にあり、瞼そのものの組織が薄いことも多く、どこかでアンカーが効いて、その上から、目が開いたときに皮膚がかぶさってくるアジア人の二重と違い、上瞼そのものが、引き込まれていくようなイメージで、ですから、眉とまつげの際の半分あたりがぐっと奥に引き込まれる状態になります。また、蒙古ヒダもありません。で、日本人がこれを安易にマネをして、非常に不自然な目ができてしまい、悩む方が後を立ちません。

うちは修正も多いですが、そのように人工的に作られた目を見ると、本当にぎょっとするし、患者さんの辛そうなお顔を見ると、我々も何ともいえないです。

アジア人と、コーカシアン(欧米人)は、顔の造りが違うのです。マグロにはマグロのおいしさがあり、牛肉には牛肉のおいしさがあります。美容外科は、料理みたいなもので、その人の素材を活かした美しさを追求する方が、圧倒的に他人から見て美しく見えます。極上のマグロを、多少あぶるくらいならいざ知らず、ステーキにしてしまうのは、非常にもったいないです。

松島ななこさん、黒木瞳さん、知花くららさん等、日本人らしく美しい方は本当にたくさんいらっしゃいます。

たしかに、コンプレックスとは、ないものねだりをするものですし、かく言う私も、もちろん、若いころ(今でも多少は)そうでした。とっても面長でシャープで綺麗なのに、丸くなりたいといってみたり、やや上向きのつんとしたお鼻が魅力的なのに、下向きに流行の鼻にしてみたいと思ってみたり。。。

それは悪いことではありません。手術でお応えできることなら、いくらでも。ただ、かえってバランスを崩すようなご希望の場合には、まずは、考えてくるようにお伝えします。

あくまでも主人公は、患者さんなので。我々、医師・医療スタッフは、その方にとって、名わき役になれることが、一番の喜びと常々考えています。

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